腐ったミカンは周りのミカンも腐らせる?
6月の下旬に↓このようなニュースが流れました。
腐ったミカンだと会社側が考えた人たちを集めて、仲間の前で恥をかかせて退職を促したそうです。
間違いなくパワハラですね。
では、みなさんの職場や知ってる会社などに〇ったミカン(*1:以下同)のような人、いませんか?
例えば、
傲慢で仲間から嫌われている
ミスが多発し、常習化して他の従業員に迷惑をかけている
顧客のクレームが多い
昔からこのやり方でやって来たの!と言い張り、パワハラなどの悪しき習慣を改めようとしない
〇ったミカンのような人の典型的な例を挙げてみました。
では、このミカンさんが回りに与える影響を考えてみましょう。
〇ったミカンが周囲に与える悪影響
会社組織の中で、後輩さんは先輩の背中を見て育ちます。
先輩がミスの連発をすれば、その組織の中ではミスが正当化されるようになります。
結果として、ミスをしても咎められることがなくなり、ミスが多発することになります。
そして、ミスは信用を失い、周囲の人たちの怒りを招くことになります。
傲慢が招くパワハラはもっと悪い結果を生みます。
組織の中でパワー(権限や階級、先輩後輩の地位など)が弱い人に向かってパワハラをすることが多発すると、パワハラを受けた人たちにとっては、パワハラが当たり前になるのです。
パワーが弱い人たちは、年月が経つにつれてパワーを強くなり、新人さんなどのパワーが弱い人たちが生まれます。
すると、パワーが弱かった人たち、パワハラを受けて育って来た人たちは当然のように自分よりパワーの弱い人たちにパワハラをするのです。
第三者から見ると、末期の組織に見えますが、中にいると気が付かないことが多いんです。
【腐ったミカンは周りのミカンも腐らせる】
非人道的な言葉だと、私も思いますが、現実的に考えて実際におられます。
現実から目を背けると取り返しのつかない事態を招きます。
早めの対処が必要ですね。
上司が気づかず、もしくは気づかないふりをしていたり、現実から逃げていると、組織は少しずつ崩壊の道を歩み始めます。
ゆでカエル症候群
経営の世界ではとても有名な病気の一つです。
手遅れになることも多い、とても怖い病気なんです。
ご留意頂けたら幸いです。
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
何か質問がありましたら、どんなことでも受け付けます。
取り返しのつかない事態に発展する前に、早めにご相談頂ければ幸いです。
付記
*1: 〇ったミカン ⇒ 腐ったミカン のことです。人間に対して「腐」という文字を連発するのは抵抗があり、伏字を使いました。