【特別出張所】 AIは感情認識が可能なのでは?
「今のAIは感情を認識できるのでは?」という鋭いツッコミを入れて下さるみなさまへ。
ご指摘のとおり、↓こちらの記事にもありますように、今のAIは感情を認識できるレベルまで来ています。
また、実用化段階として、↓こちらのようなビジネスモデル等も存在しております。
しかしながら、AIが人間の感情を含む「意識」にアクセスし、その結果をアウトプットする技術レベルまで到達したという話を、私は聞いたことがありません。
こう言うと、「意識まで到達する時代はすぐそこに来ているのでは?」というお声も聞こえてきそうな気配がします。
↓こちらにも書かれていますように、意識に到達する時代は来てもおかしくないかもしれません。
しかし、ここで書かれているのは顕在意識についてだと思います。
潜在意識はどうなのでしょうか?
実は、潜在意識の世界はまだまだ解明されていない部分が多いのです。
Google社さんがマインドフルネスを社内で取り入れていることをご存知の方は多いと思います。
実は、このマインドフルネスというものは、潜在意識と密接な関係を持ちます。
この潜在意識こそが、AIがしばらくの間は人間の世界に入って来れない世界だと思います。
潜在意識へのアクセスが必要なAIの活用例を、第2回のブログから一つ紹介させて頂きます。
このブログの帝国データバンク調査員さんとのお話の中で、「調査員さんは感情を読み取っていたようです。」と書きました。
これは、裏を返せば、AIは感情を読み取れないとの解釈に繋がる可能性があると思います。
厳密には、今の技術でしたら、AIが顔の表情から感情を読み取ることは可能だと思います。
「凄く真剣にビジネスに向き合ってる?」
「この人、ハッタリかましてる?」
等の感情を読み取るまでは、今のAIを駆使すればできると思います。
詳しくは↓コチラの記事をお読みください(再掲)。
しかし、AIは無意識(潜在意識)のレベルまでは読み取ることができないと思います。(一部例外を除きます)
読み取ることができないとしたら、熟練のカンというものは活用できません。
熟練の調査員さんでしたら、「この人、嘘ついているのでは?」とカンが働くことがあると思います。
しかし、AIがカンで嘘を見抜けるでしょうか?
人間の感性の一つであるカンは、無意識の世界から湧き出てくるとも言われています。
つまり、無意識を理解できないAIにとって、AIはカンを働かせることができないと思います。
本当は、前回のブログでここまで突っ込んで書きたかったのですが、お好みには合わない読者様もおられると思い、「特別出張所」として公開しました。
「AIが感情を伴う仕事を奪う時代はまだ先のことです」と書いても、
「AIは、感情を認識できるが、その認識したデータを潜在意識から読み取り、その結果をアウトプットさせることができるようになる時代はまだ先のことです。」と書いても、その範疇はあまり変わらないと思います。
後者を結論としたら、とてもわかりづらいブログになってしまったと思います。
様々な方々が読まれるため、誤差の範囲ということでお許し頂ければ幸いです。
超まとめ:
AIは顕在意識までは認識できても、潜在意識まではムリなのでは?
ここまでお読み頂き、本当にありがとうございます。
これからも、よろしくお願い致します。